最終面接で有効なコミュニケーションとは?
NIKKEI STYLE U22 アカデミー校長の半田です。
日経大手の就職面接もいよいよ大詰め、という方が増えてますね。
毎年この時期になると、最終面接に向けて、大切なことは何ですか?という質問や相談を受けることが多くなります。
今回はそんな方にオススメの心構えをご紹介。
題して、グッドコミュニケーターのための「さしすせそ」
これ、毎年直接指導している学生たちには伝えていることですが、この場では初公開。
少し長いですが、それぞれのシーンを頭の中でイメージしながら読んでみてください。
さ・・・最高の状態
初対面は少なからず緊張するもの。ましてやそれが第一志望の最終面接なら尚更でしょう。
なので、面接に向かう前、自分の人生で一番嬉しかったり、楽しかった、その時のシーンを目をつぶって思い出してみてください。
感じている緊張感が少し和らぐとともに、自分自身に良いイメージが持てるようになり、目元や口元の柔らかさが生まれてきます。
これはマインドセットの手法の一つで、とても有効です。
し・・・姿勢よく
良い姿勢とはどんな状態でしょうか?
それは腰骨の上に上体がキチンと乗っかっている状態。などと言われますが、その言葉を意識することに拘っているとかえって身体が固くなり、肝心の相手との良いコミュニケーションは成立しにくくなるものです。
では、良い姿勢とは?
その答えは「おへそビーム」!
やることは簡単。
話してるお相手に貴方のおへそから真っ直ぐビームを飛ばしてみてください。面接以外のセミナーやグループディスカッション、全ての場で使える技です。
よくセミナー会場の端っこに座る人で首から上だけをこちらに向けて話を聞いている人がいますが、それでは不十分。
おへそからビームを飛ばそうと思えば全身がその方と正対することとなり、結果私は貴方と向き合ってますよ、ということを言葉で説明せずとも伝えられるようになるんです。
不思議ですね。
す・・・スマイル
笑顔のコミュニケーターを悪く思う人は基本的にはいないはず。シリアスな場面以外は常に笑顔で!
せ・・・誠実さ
学生さんに常に言っていることは、就活は何のためにやっているの?それは自分の未来をつくるため。でも、そのために企業はそんな皆さんのために機会を提供してくれています。そのことに対する感謝や期待を必ず言葉にして伝えてくださいと。
言い換えれば「自分の時間は相手の時間」だということです。
この相手目線、相手を思う行動をお忘れなく。
そ・・・そう!(返事)
返事は常に元気よく「そうなんですね!」
コミュニケーションの際にお相手は皆さんの質問に対し様々な情報を提供してくれるはずです。会社のこと、オフィスのこと、プライベートのこと。その時の返事として「そ」にストレスを置いた返事を意識してやってみてください。
コミュニケーションにおいて大切なことは論理性と言われますが、その発する言葉に気持ちを乗せて伝えることが出来ることはもっと大切なこと。
返事も同じで、なるほど、と答える人には、顔は笑いながらも心ではわかったようなリアクションしやがって、と評価する大人もいます。
お相手から何か情報が提供された際には「教えてくれてありがとうの感謝を込めて、笑顔で、そうなんですね!と言う」を実践してみてください。きっとお相手の感情も良い状態になり、より多くの情報を提供してくれるようになりますよ。
以上です。
最後までお読みいただいた方、お気づきかもしれませんが、グッドコミュニケーターになるためには何か特別なことをする必要などないんです。
こういった基本姿勢を常に実践するだけで、相手の感情や貴方への関心は高まり、自然と興味を持ってくれるようになるものです。
大切なことは、自己のマインドセットと相手への感謝。
これだけなんですよね。
グッドコミュニケーターのためのさしすせそ
これ、社会人になってからも使えますよ!
ぜひ今日から意識してみてください。